関西部会

異文化経営学会 第7回関西部会(2018年度第1回)研究会のご報告

2018/09/22
理事・関西部会長 古沢 昌之(近畿大学)

2018年9月22日(土)、谷岡学園・梅田サテライトオフィス“CURIO-CITY”(大阪市)にて、第7回関西部会が開催された。ご多忙中にもかかわらずご参加いただいた会員の皆様、素晴らしい会場をご提供いただいた谷岡学園(大阪商業大学)の方々に対し、心より御礼申し上げる次第である。以下、詳細については、流通科学大学・辻周吾先生の寄稿文をご一読願いたい。

<報告と所感> 辻 周吾(流通科学大学商学部講師)
2018年9月22日(土)に開催された第7回関西部会に参加した。出席者は31名に上り、本学会らしく研究者以外に実務家の皆さんも多数参加され、実に多様なメンバーであった。総合司会は、立命館大学の楊秋麗先生で、終始、丁寧な進行がなされた。研究会では、まず理事・関西部会長である近畿大学の古沢昌之先生から開会の挨拶があった。その後、引き続き古沢先生から「在中国日系進出企業における現地採用日本人」の「バウンダリー・スパナー」としての可能性についての発表が行われた。発表では、緻密な統計分析に基づき、これまで情報の少なかった現地採用日本人の実態が明らかにされた。在中国日系進出企業の人的資源管理に対し、多くの示唆に富むものであったと思う。筆者自身も、関連する研究を行っているので、一言一句聞き逃さぬように拝聴していた。また、確実な先行文献として、自身の論文にも扱わせていただこうと思った。そして、コメンテーターのヤンマー株式会社の西村博昭先生からは、実務経験を踏まえたフィードバックや質問が行われた。企業にとって有益なデータであることを、より確認することとなった。
 続いて、山口大学の有村貞則先生から「多国籍企業と障がい者雇用」についての発表が行われた。まず、データから研究背景について丁寧な説明がなされた。その後、多国籍企業の事例として、カルフールの障がい者雇用について、各国での取り組みが紹介された。様々な啓蒙プログラムや訓練を通し、彼(彼女)らの可能性を引き出し、ポジティブに活用している状況が示された。有村先生ご自身の経験に基づく話もあり、より関心を持ち拝聴することができた。また、コメンテーターの大阪商業大学の梅野巨利先生からは、障がい者の定義や彼(彼女)らの将来的な活用等、本研究テーマを押さえる上での的確な質問がなされた。そのため、その後の質疑応答では、幅広い内容での議論が行われることとなった。
 続いて、大阪商業大学の谷岡一郎学長から、先頃国会を通過したカジノ法を踏まえ、「IRの経済社会へのインパクト」について特別講演が行われた。筆者は、恥ずかしながらIR(統合型リゾート)への事前の知識が乏しかったが、実際に谷岡学長からシンガポールのIR等を紹介され、カジノを含めた水族館やホテル等の観光客を集客するための複合施設であることがよく理解できた。また、それが企業の従業員のインセンティブツアーにも利用されていることを知り、このようなアプローチがあるのかと驚いた。そして、日本にカジノを誘致する上での課題等、谷岡学長の経験や知見からお話を伺い、これまで持っていたカジノへのイメージがガラリと変わった。興味深く拝聴し、あっという間に時間が過ぎていった。
 最後に、本学会の馬越恵美子会長から、総括のコメントがなされた。3名の先生方お1人おひとりにコメントが送られた。筆者は、前回の関西部会で発表し、同じく馬越会長から優しく丁寧にコメントをいただいた。今回の研究会も会長のコメントで、暖かい気持ちで終えることができたと思う。
研究会終了後は、立食パーティ形式で懇親会が開催された。冒頭新入会員が紹介された後、関西学院大学の藤澤武史先生(理事)による乾杯のご発声で開宴となった。パーティでは参加者の間で活発な情報交換・経験交流が行われ、最後は株式会社313の中阪裕樹先生によるご挨拶があり、和やかな雰囲気の中、閉会となった。



と き 2018年9月22日(土) 14:00〜19:00
ところ 谷岡学園・梅田サテライトオフィス“CURIO-CITY”(大阪市北区大深町4番20号)

内 容  <総合司会: 立命館大学 楊 秋麗 氏>

1. 開会挨拶 14:00〜14:05

・近畿大学 古沢 昌之 氏(本学会理事・関西部会長)

2. 研究報告� 14:05〜14:55

(報告=25分、コメント=5分、コメントへの応答=5分、全体質疑応答=15分)
・報告者 近畿大学 古沢 昌之 氏
・テーマ 「在中国日系進出企業に勤務する『現地採用日本人』のバウンダリー・スパナーとしての可能性とキャリア・職務満足―現地採用者本人への調査に基づいて―」
・司会・コメンテーター ヤンマー株式会社 西村 博昭 氏

=休憩(14:55-15:05)=

3. 研究報告� 15:05〜16:05

(報告=30分、コメント=5分、コメントへの応答=5分、全体質疑応答=20分)
・報告者 山口大学 有村 貞則 氏
・テーマ 「多国籍企業と障がい者雇用」
・司会・コメンテーター 大阪商業大学 梅野 巨利 氏

=休憩(16:05-16:15)=

4. 特別講演 16:15〜17:05

(講演=30分、全体質疑応答=20分)
・講 師 大阪商業大学学長 谷岡 一郎 氏
・テーマ 「IR(統合型リゾート)の経済社会へのインパクト」

5. 総括コメント 17:05〜17:10

・桜美林大学 馬越 恵美子 氏(本学会会長)

6. 懇親会 17:20〜19:00





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