アーリーステージ・リサーチ(ESR)セッション

2025年度第1回(通算第6回)アーリーステージ・リサーチセッション報告

2025/05/23
<報告と所感>
明治大学経営学部/古川裕康

5月15日(木)、アーリーステージセッションが下記のスケジュールにて開催されました。開催を重ねるごとに参加者数は増加傾向にあり、今回は30名を超える会員が一堂に会する充実した会となりました。研究報告とコメント、そして活発なディスカッションが展開され、知的刺激に満ちた時間が流れました。

報告1(17:35〜18:30)

報告者:前田 貴規 氏(東京都立大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 博士後期課程)
タイトル:「日本企業における情報開示の有無を考慮した人的資本投資と業績・企業価値との関係」
司会・コメンテーター:イネステーラー笠 章子 氏(早稲田大学)

報告2(18:35〜19:30)

報告者:細江 一樹 氏(早稲田大学大学院 経営管理研究科)
タイトル:「教育の質と学校経営の関係性」
司会・コメンテーター:平林 信隆 氏(共栄大学)

報告3(19:40〜20:35)

報告者:小林 友美 氏(兵庫県立大学大学院 社会科学研究科 経学専攻)
タイトル:「非競争領域における競争の実態」
司会・コメンテーター:荒井 将志 氏(亜細亜大学)


いずれの報告も、報告者の熱意と誠実な研究姿勢が感じられる内容であり、会場には知的興奮と前向きな緊張感がありました。質疑応答では、研究のポジショニング、学術的意義、分析上の課題、今後の検証方法など、実践的かつ建設的なコメントが多く寄せられました。
また、本セッションは単なる研究発表の場にとどまらず、参加者同士が研究上の悩みや課題を共有し、共に解決を模索する「対話と共創の場」としての役割も果たしていました。
個人的にも、研究に向き合う初心や情熱を再確認する貴重な機会となりました。ご報告いただいた皆様、的確かつ温かいコメントをくださったコメンテーターの先生方、そしてご参加いただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。

今後も、アーリーステージ研究者の方々はもちろん、ベテラン研究者にとっても、自身の研究スタイルを見つめ直し、新たな視座を得る機会として、ぜひ本セッションをご活用いただければ幸いです。



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